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2021年12月15日(水曜日)、東京都人権プラザで、発明プロジェクト2の第1回ワークショップを開催しました。この日がキックオフとなった発明プロジェクト2では、子供たちを対象とし、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる新たなスポーツなどのアクティビティを発明することを通じて、障害当事者の課題を「自分事」にできる仕掛けづくりを目指します。
発明プロジェクト2では、障害攻略課のメンバーに加えて、障害者スポーツボランティアやオリジナルスポーツの開発に関わっている東京都立大学の学生、一般社団法人世界ゆるスポーツ協会とともに活動している学生クリエイティブチーム「ゆるスポーツYOUTH」など、大学生に発明メンバーとして参加していただきます。また、特別支援学校の先生からアドバイスをいただきながら、多様な視点で発明をしていきます。
18時30分にワークショップがスタート。本プロジェクトの概要説明の後、今回の発明プロジェクト2で参考にする、既存の“ゆるスポーツ”※について説明を受け、アイスブレイクも兼ねて、「イモムシラグビー」の体験を行いました。
※“ゆるスポーツ”とは、スポーツの得意不得意、障害の有無、年齢、性別に関わらず、“誰もがゆるっと楽しむことができるスポーツ”のこと
参考:一般社団法人世界ゆるスポーツ協会
https://yurusports.com/<外部リンク>
都立大学の学生と「ゆるスポーツYOUTH」の学生で対戦。
取って取られての白熱したゲームが展開されました。
とても盛り上がって緊張感がほぐれ、“ゆるスポーツ”が大切にしているポイントも理解したところで、全体で自己紹介を行い、その後、AとBの2チームに分かれて、チームの名前を決めました。Aチームは「Teamゆゆゆ」、Bチームは「スモフラチーム」と命名されました。
次に、チームごとに特別支援学校の先生に、多様な障害特性や障害のある児童・生徒を包摂するために行っている工夫や課題について、ヒアリングを行いました。
先生との対話によって、障害のある子供たちのことや、その子たちの好きなこと・得意なことを活かして楽しめるアクティビティはどんなものだろうとイメージを膨らませることができました。チームごとに一人ひとりのメンバーの感想を共有し、アクティビティのアイデアの種を出し合いました。
最後に、各チームの議論の内容をお互いに発表し合い、全体で共有しました。
今後は、多様な障害のある当事者が楽しめるよう、各チーム3つずつのアクティビティを発明することを目標として、チームごとに企画会議を重ねていきます。
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