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平成29年度人権問題都民講座(第5回)
「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」(ヘイトスピーチ解消法)が施行されて1年が経過した。成立に際しては、ヘイトスピーチのさまざまな実態に対して、対象を限定(本邦外出身者・適法居住)したことや、理念法の実効性に対する疑義など、その評価をめぐって異なる見解が出されていた。
本講座では、憲法で保障された「表現の自由」ないしは「言論の自由」の観点からヘイトスピーチという行為をどのように考えるべきかという点を中心に講義をおこない、法制定後のいま、当事者にとって、または私たちの社会がこの法律を実効性あるものにし、ヘイトスピーチをなくすために、それとどう向きあうのか、参加者一人ひとりにできることを考えてもらう。
2018年2月17日(土曜日)
14時00分から16時00分まで (開場13時30分)
東京都人権プラザ セミナールーム
港区芝2-5-6 芝256スクエアビル 1階
交通アクセス:東京都人権プラザ
内野正幸(うちのまさゆき)さん:(中央大学大学院法務研究科教授・憲法学)
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公益財団法人 東京都人権啓発センター
(注1)ファックスでお申し込みの場合は、件名に「都民講座申し込み」と明記のうえ、(1)お名前、(2)ご住所またはご所属、(3)電話番号、(4)参加人数をご記入ください。
(注2)手話通訳等の情報保障、託児をご希望の方は、お申し出ください。
80名(事前申込制、申込多数の場合は抽選)
2018年1月31日(水曜日)必着
無料
1955年生まれ。東京都出身。1978年東京大学卒。東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師等を経て1985年同大学社会科学系助教授。1996年教授。2003年中央大学法科大学院開設準備室教授。2004年同大学院法務研究科教授。
【著書】『憲法解釈の論点』(日本評論社 1990)、『差別的表現』(有斐閣 1990)、『人権のオモテとウラ 不利な立場の人々の視点』(明石書店 1992)、『教育の権利と自由』(有斐閣 1994)、『表現・教育・宗教と人権』(弘文堂 2010)、『人権の精神と差別・貧困 憲法にてらして考える』(明石書店 2012)、『ホーンブック憲法』(樋口陽一、長谷部恭男ほか共著 北樹出版 2000)
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