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写真家の高松英昭氏は、これまで公園や地下街などに暮らす路上生活者(ホームレス)の人たち、「路上に生きる人」をテーマに撮影を続けてきましが、従来のモノクロームプリント作品は、彼らが置かれている状況の苛酷さを強調するあまり、必ずしも世の中の幅広い関心と興味につながっていないことに不満を抱いていました。そこで、今回の展示タイトルにもなっている写真集「STREET PEOPLE」(2009年)において、大胆な演出とファッション写真のような明るく、ポップな要素を加えることで、従来のアプローチとは大きく異なるホームレスのイメージを伝えることに成功しました。
撮影されたのは東京ほか各地で雑誌「ビッグイシュー」を販売しているホームレスの人たち。この写真展では、写真集のイメージを展示スペースにおいてより大きな作品として展開します。この展示が、路上生活者(ホームレス)に対する理解と、社会的な共生をすすめるためのきっかけとなれば幸いです。
平成27年8月1日(土曜日)から11月29日(日曜日)まで
土日祝も開館しています。会期中無休
9時00分から17時00分まで
入場無料
東京都人権プラザ 第二展示室
〒111-0023 東京都台東区橋場1-1-6
電話 03-3876-5372
ファックス 03-3874-8346
本企画展をご紹介いただきました!
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