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平成30年度東京都人権プラザ図書資料室事業(第1回)
アイヌの昔話(ウエペケレ)を題材にした絵本『ひまなこなべ』を中心に、本作のイラストを描いた絵本作家に、アイヌとの出会い・交流をはじめ、ご自身の生活体験に由来する作品世界についてお話しいただきます。アイヌの豊かな口承文芸の世界に親しみ、自然との共生、命の大切さ等についても考える機会とします。
また、アイヌの昔話や生活文化、イオマンテ等の儀式について解説を加えながら学ぶことで、多文化共生や人権について理解を深めます。
なお、『ひまなこなべ』の一場面を色鉛筆で彩色する塗り絵を通して、色鉛筆画の魅力を体験するミニ・ワークショップも併せて行います。
2018年9月29日(土曜日)
13時30分から15時30分まで
東京都人権プラザ 1階 セミナールーム
東京都港区芝2-5-6 芝256スクエアビル
交通アクセス:東京都人権プラザ
50名(事前申込制・申込多数の場合は抽選)
大人(18歳以上程度)
無料
手話通訳、託児保育が必要な方は、申込み時にお知らせください。
このイベントの申し込みは締切りました。
2018年9月18日(火曜日)
東京都人権プラザ 図書イベント担当
電話:03-6722-0123
1969年東京都生まれ。東京造形大学デザイン科卒業。
1996年、『チップとチョコのおでかけ』(文溪堂)でデビューし、以来、自然や生き物への愛情に満ちた絵本を数多く発表している。主な作品は「チリとチリリ」シリーズ(アリス館)、「チップとチョコ」シリーズ(文溪堂)など。絵本のほかに、エッセイも手掛け『ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。絵本作家の森ぐらし』などがある。絵本『ひまなこなべ』は、2017年、第64回産経児童出版文化賞「産経新聞社賞」を受賞し、国内外で注目を集めた。
1956年釧路市生まれ。4歳から、祖父山本多助氏よりアイヌの古式舞踊を習いはじめる。 阿寒湖の民芸品店で勤務した後、釧路アイヌ相談員を勤めた。 平成12年に上京。レラの会活動を本格的に開始し、アイヌ料理店レラ・チセの運営にも尽力した。
現在は、古式舞踊の伝承者、レラの会の会長として、また古式舞踊の指導者として、会の若者の育成に尽力している。さらに、東京イチャルパや人権関連のイベントに携わるほか、アイヌ文化活動アドバイザーとしても各地で講師を務め、アイヌ文化の振興に貢献している。
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