東京都人権プラザ

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令和元年度人権問題都民講座(第4回)

現代のアイヌ語とアイヌ文化伝承を学ぶ ~アイヌ語入門とアイヌの人々~

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、文化の多様性と共生社会の実現を目指して、より一層多様な民族を理解することが必要となります。今年4月、アイヌ新法(正式名称:アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律)が制定され、アイヌの人々への関心が高まりつつあります。そこで、アイヌの人々とその歴史、伝統文化への理解を深めるための講座を開催します。
 前半の講演は、アイヌ語研究の第一人者とされ、アイヌ語教育やアイヌ文化の普及に取り組んでいる中川裕さんをお迎えし、アイヌ語を言語学と文化史の視点から解説し、アイヌの口承文芸の魅力を紹介します。後半の対談は、中川さんとアイヌにルーツを持つ編集者の瀧口夕美さんに、アイヌ語とアイヌ文化伝承の現状を語り合っていただきます。

日時

2019年11月2日(土)
13時30分から16時00分まで(開場13時00分)

会場

東京都人権プラザ 1階 セミナールーム
港区芝2-5-6 芝256スクエアビル 1階
http://www.tokyo-hrp.jp/info/access_main.html

申込方法

電話、ファックス、Eメールでお申し込みください。

東京都人権プラザ

定員

80名(事前申込制・申込多数の場合は抽選)

申し込み締切日

2019年10月23日(水)

参加費

無料

講師プロフィール

中川裕(なかがわ・ひろし)

言語学者・アイヌ語研究者

1955年、神奈川県横浜市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科言語学専修課程中退。学生時代から北海道でアイヌ語の採録を行う。1995年、『アイヌ語千歳方言辞典』(草風社)を中心としたアイヌ語・アイヌ文化の研究で金田一京助博士記念賞を受賞。1998年より、東京八重洲のアイヌ文化交流センターでアイヌの指導者へのアイヌ語教育や人材育成に力を注ぐ。2018年、日本初のアイヌ口承文芸デジタル集成『アイヌ語口承文芸コーパス―音声・グロス付き―』(国立国語研究所・千葉大学共同制作)をネット上に公開。野田サトル氏による漫画「ゴールデンカムイ」は連載開始時からアイヌ語監修を務める。著書は、『アイヌの物語世界』(1997年、平凡社ライブラリー)、『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』(2019年、集英社新書)ほか多数。

瀧口夕美(たきぐち・ゆみ)

編集者・文筆家

1971年、北海道、阿寒湖畔のアイヌ・コタンに生まれる。明治学院大学卒業後、夫で作家の黒川創氏らと共に、京都を拠点とする「編集グループSURE」で書籍の編集に携わる。自身のルーツをたどりながら、アイヌの人々への取材を行う。2019年度、北海道のSTVラジオの「アイヌ語ラジオ講座」で講師を務める。神奈川県鎌倉市在住。
著書に、『民族衣装を着なかったアイヌ-北の女たちから伝えられたこと』(2013年)、『安心貧乏生活』(2015年)、編集書に『アイヌ語のむこうに広がる世界』(シリーズ〈この人に会いたかった〉第5巻)』(2010年、著:中川裕)、以上は共に編集グループSURE刊行ほか。

フォローアップ企画~もっと知りたい、学びたい

DVD『オルシペスウオプ アイヌのお話アニメ』シリーズ上映会

日時

2019年11月30日(土)14時00分から16時00分まで
事前申込不要、先着80名、参加無料

作品概要

公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(2018年4月、公益財団アイヌ民族文化財団に名称変更)がアイヌの無形文化の紹介資料やアイヌ語の入門教材を目的に平成24年から実施している口承文芸視聴覚資料作成事業で制作された。内容は、アイヌの口承文芸を題材に、アイヌ語と日本語訳の語りと字幕をつけた短編アニメーションで、カムイユカラ(神謡)、ユカラ(英雄叙事詩)、ウエペケレ(散文説話)など様々なジャンルの物語が収録されている。このシリーズの中から、講師の中川氏が選んだ作品を中心に上映します。
(『オルシペスウオプ』1巻~6巻/制作:2013年~2018年/企画:公益財団アイヌ民族文化財団)

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